
今回は、ANAクラウンプラザ京都のリニューアルされた「8階のツインルーム」に宿泊していきたので宿泊記・ブログ的口コミレビューをしたいと思います。
「ツインルーム」は8階以外にもありますが、8階と書いたには理由があります。それは、8階宿泊者だけしか利用できない「TOP FLOOR SALON」がリニューアル(2017年7月21日)と同時にオープンしており、ビールや生搾りオレンジが飲めたりと、ちょっとした小休憩に便利なサロンです。
サロンに関してはこちらでレビューしています ↓
と言うことで、今回は、リニューアルされた「ツインルーム」を紹介したいと思います。今までの古臭いイメージは一新され、京都らしい「和」を感じる部屋に生まれ変わっています!
エレベーター、廊下など
今回のお部屋は8Fです。8Fのエレベーターを降りると、思わず「おっ」と思う空間(廊下)が現れます。和を印象づけるような幾何学的な模様の壁面が高級感を醸し出しています。(これはリニューアル前から変わりませんね。)
ちなみに7Fも同じような壁面ですが、色が8Fは金色、7Fは銀色です。
エレベーターを降りてすぐに8F宿泊者専用の「TOP FLOOR SALON」があります。
廊下エリアも、クラウンプラザにしては高級感があります。
クラウンプラザ京都のリニューアル ツインルームを紹介
今回宿泊したのは「817号」室。
木目調を基調として、赤(朱赤)をアクセントカラーに使っているのがこの時点で分かりました。
客室の全体像はこちら ↓
anaクラウンプラザ京都 リニューアルツイン1 – Spherical Image – RICOH THETA
部屋の広さは、27.5平方メートルと、国内のクラウンプラザとしては標準か少し広い空間です。
ただ、海外のクラウンプラザと比べると狭いと感じると思います。京都という土地柄か、外人も非常に多く滞在していましたが、海外の方からするとちょっと物足りない広さかなと思います。
客室は非常にシンプルながらも、京都らしいものに。
天井は、メインエリア部分は若干高くなっており、約2.5mの高さ。
ソファーのファブリックは、京都を感じさせる幾何学模様&朱色。背もたれ部分が木になっているので、クッションがないと背中が痛いのがちょっと残念ポイント。
間接照明部分にも京都(日本)の伝統色らしい朱色&柄で、良いアクセントになっています。
メインベットサイドには、照明などのボタンの他にUSB差込口とコンセントがあり、便利です。また、ブラインド、ロールスクリーンもボタンで操作するかたちです。
ロールスクリーンを下ろした時。
ブラインドを閉めた時。
テレビは大きくて快適です(約40インチぐらいだと思います)。
また、テレビは首振り機能あり。
ネスプレッソを完備しています。選べる味の種類は2種類のみですが、嬉しいですね(これの他にノンカフェインのインスタントコーヒーあり)。
クラウンプラザ独自のスリープ アドバンテージ(Sleep Advangtage)。アイマスク、入浴剤、夜用ほうじ玄米茶、朝用抹茶入ミント緑があります。また、枕は自分の好みのものを選べたり、アロマなどの貸出を無料でしています。
コンセントは、デスクチェアとなる計器の蓋を開けた場所に。場所柄、外人も多いと思うのでユニバーサルプラグを採用した方が良かったのでは?とも。
蓋を開けると鏡に。また、ここにもコンセントがついており、コンセントで困ることは全くありません。
椅子のファブリックもソファーと統一されています。この朱色がアクセントとなって良いですね。
伊右衛門、リプトンの紅茶、カフェインレスのインスタントコーヒーが無料。その他は有料です。しっかりと有料、無料のものが案内されており、この辺は気遣いを感じます。人によってはどれが無料なのか分からないという事も多いので、こういった配慮はすばらしいです(リニューアル前からこうでした)。
カップ、コップ、ネスプレッソ用のカップがあります。ネスプレッソ用のカップがちょっとうれしかった!
金庫もここに。
冷蔵庫の中は全て有料です。近くにコンビニもあるし、8F宿泊者はTOP FLOOR SALON(15:00~20:00)もあるので、飲み物に困ることはないでしょう。
湯呑みもありました。(湯呑みだけ飾りのように配置されているので、使ってよいのか迷う人も多い気が…笑)
加湿器もあります。
クローゼットは、ソファーの横に。
昔からですが、くつ乾燥機があるのも良いところ(一番下のLAUNDRY BAGの隣りにある黒いやつ)。
スリッパは、フカフカしたタオル地のもので非常に良いです。
バスルーム
バスルームは入り口すぐにあります。前身鏡の横です。入り口のハンドルが“丸ノブ”なのが、ちょっと古めかしいというか…
洗面台は、非常にお洒落&シンプルでスッキリしています。
この和を感じる洗面台がイケてますね!ただ、コップなどを落とすと割れそうで怖い…。
洗面台にはハンドタオル、石鹸、コップしか出ていないため、非常にスッキリ。
洗面台の下の引き出しには、ティッシュとドライヤー。
もう片方の引き出しには、アメニティーが入っています。インターコンチネンタル並の充実度です。
ちなみに個人的にANAクラウンプラザ京都は、国内のクラウンプラザの中でも好きなホテルの一つ。歯ブラシは毛先が細い歯ブラシです。このような細かい所まで気を使っているのが分かります。
そんなところが、ANAクラウンプラザ京都を好きになった理由の一つです。スタッフの質を含め、細かな点で頑張っているホテルだと感じます。
洗面台の下には、バスタオルとルームウェア(パジャマ)、体重計、ゴミ箱などがあります。
椅子もあります。
トイレはウォッシュレット。
お風呂は、シャワーと一体型タイプ。扉はなく、水はね防止のガラスがあるだけです。ただ、この水はね防止のガラスをもう少し大きく(横幅をもっと長く)してほしいと感じました…。これでは、シャワーを浴びると、トイレ前がビショビショの状態に…。
シャワー部分はTOTO、温度・水圧調整部分はGROHEでした。
水圧は若干弱く感じます。また、温度も熱さをMAXにしても熱すぎると感じることは無く、もっと熱いお湯がほしいと思う方もいると思います(水圧や温度で不満な人は、サウナやお風呂がある「サンテロワ」に行くと良いですよ)。
アメニティーは充実しています。This Worksのボディーローション、ボディーソープ、シャンプー(コンディショナーだけ以前のクラウンプラザのもの)。thisworksはヴォーグのインターナショナル・ビューティー・ディレクターとして活躍するキャッシー・フィリップスのブランドのようです。
その他にも、石鹸、ノエビアの「トカラの海の〜」シリーズがあります。
客室の良かったところ、悪かったところは?(メリットとデメリット)
宿泊してみてよかったところ(メリット)と、悪かったところ(デメリット)をまとめてみたいと思います。
メリット・良かったところは下記の通り。
メリット・良かったところ
- 以前の古臭いイメージから、京都らしいイメージへと客室が一新
- ネスプレッソがあったり、お茶などの種類が豊富
- アメニティが豊富
- TOP FLOOR SALONがあること
- ネスプレッソのコーヒーカップがあったのが、個人的にはうれしかった!
客室のイメージは本当によくなりました。2017年はクラウンプラザ京都にすでに6回程宿泊していますが、改装されてから泊まったのは今回が初めてで、非常によくなったことに驚きでした。一応、クラウンプラザなので、インターコンチネンタルのような高級感はあまり感じられませんし、インターコンチネンタルよりも客室イメージは劣りますが、それでもクラウンプラザの中ではトップクラスの快適さです。
デメリット・悪かったところは下記の通り。
デメリット・悪かったところ
- 防音は全くなし
- シャワーを浴びると、トイレの前がビチョビチョになること
- シャワーの水圧が若干弱い
- シャワーの最高温度が低い(もっと熱くなってほしい)
シャワー周りが若干難あり?
今回改装されましたが、シャワー周りが若干弱いかなと思いました。水圧などは、以前と変わらずで若干弱く、もう少し強ければ….と感じます。
ただ「水圧が弱すぎる!全然駄目!」というレベルでは全くありません。海外にはそういったホテルが沢山ありますが、クラウンプラザ京都はそれらよりも全然マシです。
最低許容レベルはクリアしているので悪すぎると言うことはないのですが、「水圧がとっても良かった!」と感じるレベルではありません。国内水準で考えると「若干悪いかな」レベルでしょう。
温度も最大温度でも熱くないと感じる人もいそうです。特にお風呂にお湯を張る人は、お湯がヌルいと感じてしまうかも….。
もし不満ならば、プール&サウナ「サンテロワ」でお風呂に入ると良いでしょう。
この施設は元々有料ですが、宿泊者は現在、無料で使えます。
私もここのお風呂を利用しましたが、サウナもあるし、リラックススペースもあるのでなかなか快適です。
あと、一番気になるのは、シャワー時の水はね。仕切りが途中までしかないため、トイレ前の床がビショビショになってしまいます…。
床が濡れてしまいます….
以前はシャワーカーテンでしたが、(個人的にシャワーカーテンは嫌いですが)実用性で言えば、シャワーカーテンの方が高かったですね…。
防音は全くなし
中級クラスのホテルとなるクラウンプラザに防音を求めるのはちょっと酷かもしれませんが、廊下で人が喋っていると部屋の中まで聞こえます。
また廊下を歩いていると、部屋の中で人がしゃべっているのが丸聞こえです。
このあたりは致し方ないのかもしれませんが、静かな部屋で休みたいと思う人は、エレベーターから遠い部屋など、人があまり通らない部屋をリクエストしておくとよいでしょう(必ずリクエストが通るとは限りませんが)。
こういった時に、IHG公式の会員(IHGリワードクラブ)になっていると大いに役に立ちます。
基本的にリクエストに答えてくれることが多く、更に上級会員になると、何もこちらからリクエストしなくても角部屋などを用意してくれたりと、非常に有難いです(この時は、角部屋ではありませんでしたが、次に泊まった時はエレベーターから一番遠い角部屋で人の通りが全くない部屋でした)。
ANAクラウンプラザ京都 8階リニューアルツインの評価・まとめ
総合評価: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
インテリア・内装: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
眺望: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
ルームファシリティ(客室設備): | ![]() ![]() ![]() ![]() |
清掃・クリーンアップ: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
ソフト面: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
コストパフォーマンス: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
アクセス面: | ![]() ![]() ![]() ![]() |
国内にあるクラウンプラザの中でも満足度が高いANAクラウンプラザ京都。その中でも今回はリニューアル ツインルームを紹介しましたが、改装されて更に魅力的になりました。
このホテルはスタッフの質が非常に良いですし、ソフト面では言うことなし。それに加えて、リニューアルされるとなると、一層魅力が増します。また、宿泊料金がリーズナブルな点もよいところで、コストパフォーマンスは非常によいホテルです。
今回は、キャッスルビューではなかったので眺望がイマイチですが、キャッスルビューだと二条城が目の前に見えて、夜はライトアップされるので海外の方や二条城目当ての方にはオススメです。
(別の日に宿泊した)キャッスルビューの部屋からの眺め1
(別の日に宿泊した)キャッスルビューの部屋からの眺め2
場所が二条城の真横と言うことで、四条などにも歩いていける距離ではありますが少し遠く、利便性という面ではあまりよいとは言えません。ただ、バス停がホテルの近くにあるし、地下鉄東西線の「二条城前駅」もすぐそこ、そして、京都駅には無料のシャトルバスが出ており、基本的にアクセスが悪いとは思いません。が、阪急電車を使うとちょっとアクセスしづらい印象でした。
客室は京都を感じられる朱赤をアクセントとした部屋に生まれ変わり、日本人にも海外の方にもオススメです!是非、参考にしてみて下さい。
サロンに関してはこちらでレビューしています ↓
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